【自分で防犯カメラを設置する②】設置場所と電源の確保

通常ですと、この段階で取り付ける防犯カメラの種類等を選びたくなるのですが、少し待ってください。
カメラを買っても取り付け場所が無い、電源が無いと困ってしまいます。
ということで、設置と電源のお話をしたいと思います。

カメラの設置場所を決める

防犯カメラの設置場所については、早い話見たいところが映らないと意味がありません。
ですので目的の場所や対象物が見える場所に設置します。
我が家の場合は玄関先と、犯人の移動経路を確認したかったので近くの交差点が映る位置に決めました。

いちばん最初のカメラの映像

2020年6月の夜間カメラ映像

GENBOLT CAM

仮に一ヶ所のカメラで見渡せない場合は複数台の設置を検討することになります。
我が家の場合も現在1台のみですが、反対方向も映せるようにしたいと考えているので、いずれ増設するかもしれません。

追記
現在は増設し反対側もカバーしています。

魚眼レンズ広角防犯カメラ

防犯カメラ映像動画

設置場所が大体決まりましたら、次の項目をチェックします。

  1. 雨など防水対策はどうか
  2. 設置場所の高さはどうか
  3. 映像信号が有線の場合レコーダーまでの配線経路はどうするのか
  4. 電源は確保できるのか

1.雨など防水対策はどうか

雨については屋根のない場所の場合、防水性能がしっかりしたカメラを選びます。
レンズに水がかかりにくいものを選んだりかかりにくくする工夫も必要です。

2.設置場所の高さはどうか

設置の高さについては簡単に手が届かないところが理想です。
もし悪意のある人がカメラの存在に気がついたときに、カメラに対する攻撃をしてくることが考えられなくもありません。
手持ちの脚立で届くくらいがちょうどいいと思います。
逆に高すぎると対象物の距離や角度で良く見えない可能性もあります。
それから私の経験からですが、高すぎるとメンテナンスが大変です。
レンズは常にきれいにしておきたいですし(我が家のカメラはよくクモの巣が張ります)SDカード記録の場合SDカードを交換したいこともあります。



3.映像信号が有線の場合レコーダーまでの配線経路

映像信号が無線のタイプもありますが、そうでない場合配線も考えなくてはなりません。

どこかから屋内にケーブルを引き込まないといけません。
ワイヤレスの場合はこの点を気にしなくてよいので設置が楽になります。

4.電源は確保できるのか

電源ですが実はこれ、防犯カメラ設置においてかなり重要な問題です。

電源確保問題を考える

今回のメインテーマとなります。
当然ですが電源が無ければカメラを動作させることはできません。

映像伝達はワイヤレスという選択肢がありますが、電源についてはほとんどの場合コンセントから電力を供給しなくてはなりません。
ですが、中にはバッテリー駆動可能なカメラというものもあります。

スマホのカメラをイメージしてもらえれば良いかと思います。
ですが、そういったカメラの場合、充電や電池交換といった手間が発生します。
最悪、バッテリー切れで肝心の映像が撮れていない・・・という事態も考えられます。
ですのでかなり用途を限定した場合、例えば山中で野生動物の観察とか・・・以外には不向きです。
一般的に住宅の場合は家庭のコンセントからの電源供給となります。

屋外コンセントから電源供給する場合

さて、それではコンセントを探してみます。

・・・見つかりましたでしょうか?

おそらく屋外、ましてやカメラの近くにコンセントは無いと思います。
最近の住宅でしたら一ヶ所くらいは屋外コンセントがあるかもしれません。
我が家の場合は給湯器の電源がつながっている屋外コンセントがありました。

屋外電源写真

こういったコンセントがある場合はここから電源を取るのが楽かもしれません。
注意点としては、悪意がある人がいた場合容易に抜かれてしまう可能性があります。
カバーなどをつけて保護する必要があるかもしれません。

そして防水対策です。
ACアダプタと延長コードに接続することになりますが、防水ボックスに入れたり、防水タイプの延長コードを用意する必要があります。

 

屋内にケーブルを引き込む場合

それでは屋外コンセントが無い、または利用できない場合はどうしたらよいでしょうか。
その場合なんとか屋内にケーブルを引き込み、部屋のコンセントに接続する必要があります。
通気口、エアコンのダクト、換気扇、テレビやインターネットのケーブル引き込み口などの隙間を探します。
うまく引き込めそうな場所が見つかればそこを利用します。
無ければ窓から引き込むこともできるかもしれません。
通常の延長コードだと太いため、窓が閉められなくなってしまいますが、窓専用のケーブルというものがあります。

若干見栄えが悪いことや、窓の開閉に気を使うことになりそうですが、賃貸住宅など、どうしても通す穴が無い、外壁に穴を開けられない、開けたくない場合にいいかもしれません。

そういった経路が無い場合はどうするか。

これはもう外壁に穴を開けることになります。
映像伝達が有線の場合は、それも考慮した位置決めをした方がいいかもしれません。
我が家の場合はカメラに一番近い2階の部屋のコンセント裏の外壁に穴を開け、そこからコンセント裏のコネクタにつなぎ電源供給することにしました。

なお電気工事を本格的に行う場合は電気工事士の資格を持った方が行わなければなりませんので注意が必要です。

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電源問題をクリアできれば防犯カメラ設置の難関は突破したようなものです。
あとは実際の設置に移行します。

防犯カメラに限らず、屋外にコンセントがあれば庭やガレージの照明やDIYの電動工具なども使えるようになるので便利です。
この際、業者に増設してもらうのもいいかもしれません。

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